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2018-09-05 19:00

社会

ラカイン州で患者が増える住血吸虫症の対策チームが活動

WHO
WHO本部職員がシットウェー総合病院を視察
世界保健機関(以下、WHO)の専門家と保健・スポーツ省の職員からなる保健技術チームは、住血吸虫症の発生調査のための現地視察を行い、428人の患者と828人の疑いのある患者がいると報告した。

住血吸虫症は、淡水カタツムリから排出される寄生虫によって引き起こされる急性および慢性の疾患である。

8月31日に、保健・スポーツ省大臣のMyint Htwe博士は、ラカイン州のシットウェーとミャウ・ウーにおける住血吸虫症の発生についての検討会議に出席した。会議には、保健・スポーツ省の局長や副局長、関連部署の職員、WHO本部および東南アジアWHO事務所からの専門家と技術職員も参加している。

会議では、WHO本部の技術士であるJiagang Guo博士が、シットウェー総合病院を訪問し、住血吸虫症の発生と研究室検査について調査し、専門家と患者に面談したことについて報告した。また、住血吸虫症の発生に応じて、病気を撲滅するための計画を提案した。

Myint Htwe大臣は、予防措置に関する調査と提案に対する感謝の意を表明するとともに、予防的対策と啓発活動を実施し、臨床検査、治療、研究を効果的に実施するために、住血吸虫症管理チームを形成する予定であると述べた。

様々な方策と学生への啓発活動を計画
また、会議では、感染しやすい淡水魚の生息環境のマッピング、適切な計画の策定、ラカイン州の村落や町での発生報告、住血吸虫症に罹患しやすい場所の検出、予防策としての疾病発生と啓発キャンペーンのマッピングなどを実施すると述べられた。

さらに、学生たちに健康に関する情報を普及させるためには、学校での保健活動を行うべきである。 WHOや中国のCDCの支援を受けて、公衆衛生の職員、技術職員、国立研究所や関連地域、州政府の技術者が共同で予防と撲滅活動を実施することが求められている。

WHOは住血吸虫症の発生に関する医薬品や技術支援を提供しており、保健・スポーツ省は患者に効果的な治療を提供している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/3/09/2018/id-14720

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