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2018-09-05 17:00

社会

シンガポールの協力で、包括的なトラウマリハビリケアプロジェクトが開始

シンガポール
専門的なトレーナーを養成
ミャンマー情報省は3日、8月31日に3年間の包括的なトラウマリハビリテーションケアプロジェクトが正式に開始され、3年以内にヤンゴンで3万人の患者が対象となることが予想されると発表した。

これは、ミャンマーのトラウマリハビリテーションケアの全体的な質を向上させることに向けた、ヤンゴン総合病院、シンガポール国際財団、シンガポール保健サービスの3つのパートナーにおける初めての提携となる。

協力体制は、ミャンマー国内で入院する患者のかなりの部分を占める、交通事故や墜落事故、労働災害によるトラウマケアの需要が高まっていることに対応する。プロジェクトでは、トラウマリハビリテーションケアにおけるケアシステムと、プロセスの問題、知識に取り組むトレーナー養成方法論を採用する予定。

研修の目標は、トラウマリハビリテーションのための専門分野間に十分な知識を持った人材の主体を確立し、トラウマリハビリテーションプロトコルとサービス統合を開発することである。

様々なスキルアッププログラム
このプログラムには、トレーナー養成研修、マネジメントワークショップ、シンガポールへの視察、ヤンゴンで開催される2回のシンポジウムを通じての専門性の共有が含まれる。

このプロジェクトの下で、シンガポールの国際ボランティアの専門チームは、ヤンゴン総合病院や他の参加病院の医療関係者と緊密に協力し、スキルアッププログラムやトラウマリハビリテーションケアの包括的なシステムを開発する予定である。チームは、ミャンマーで最大180人の医療従事者の研修を行う。

ヤンゴン総合病院、物理医学とリハビリテーションの責任者であるKhin Myo Hla教授は、シンガポール国際財団やシンガポール保健サービスと提携することを歓迎し、次のように述べた。
「トラウマの傷害により、非常に衰弱し、さらには死に到る可能性があります。ミャンマーの医療チームがシンガポールの担当者と共有することができる新しい視点と学習に期待しまた、3年間のコースで、シンガポールチームと、より強力で専門的、個人的な関係を築くことができるのを楽しみにしています。」(プレスリリースより引用)

また、シンガポール国際財団のエグゼクティブ・ディレクターであるJean Tan氏は、次のように述べた。
「急性のトラウマ患者は医療サービスを十分に受けていません。我々はミャンマーの人々と一緒に仕事ができる特権を持って、ヤンゴンにいる3万人の患者の役に立つために、包括的なトラウマリハビリテーションの提供を向上させます。」(プレスリリースより引用)

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/3/09/2018/id-14721

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