2018-09-03 11:00
社会
ミャンマー海域で発見された「幽霊船」のなぞが解決

「幽霊船」とのうわさが出回る
ミャンマーの海岸から約11キロ離れたマルタバン湾を漂っている「Sam Rataulangi PB 1600」という名前の大型船舶を漁民が発見。しかし、その船には乗組員がいない上、船積みもまったくなかったため、“なぞ”が深まっていた。また、発見された船舶はさびついて古かったこともあり、オンライン上では「幽霊船」とのうわさが出回っていたという。
ミャンマー海軍は8月31日、Facebookの公式ページで「幽霊船」の調査をしていることを明らかにし、翌9月1日には、
「別の船に曳航されていた可能性がある。2本のケーブルが船頭で発見された」(Bangkok Postより)
との見解を明らかにした。悪天候のため貨物船を放棄
この幽霊船が「別の船に曳航されていた可能性」があることから、ミャンマー海軍はレーダーを使用して分離前の両船の位置を確定。その後、ミャンマーの海岸から約80km(50マイル)離れた海上で曳船を発見した。曳船のインドネシア人乗組員13人に話を聞いたところ、彼らがバングラデシュの船舶解体工場に空の貨物船を運ぶため、3月13日から曳航していたことが判明。
乗組員によると、悪天候によりケーブルが破損したため、曳航していた貨物船を放棄することにしたという。
ミャンマー海軍の調査により「幽霊船」のなぞは解明されたが、当局はさらに捜査を進めている。
なお、バングラデシュには大規模な船舶解体産業があり、毎年、何百もの古い船舶が解体されている。
(画像はsky newsより)
外部リンク
Mystery of Myanmar 'ghost ship' solved
https://news.sky.com/
'Ghost ship' in Myanmar: Navy finds answers
https://www.bbc.co.uk/
Myanmar solves 'ghost ship' mystery
https://www.bangkokpost.com/
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