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2019-03-28 19:00

経済

1人の子どもに1人の支援者!顔の見える教育支援

教育
顔の見える教育支援「ダルニー奨学金」
3月21日、公益財団法人民際センターはダルニー奨学生、モー・モー・カイさんをホームページで紹介した。

国際教育里親システム「ダルニー奨学金」は、経済的貧困で中学教育を受けられない子どもたちを支援する。14400円の支援によって、1人の子どもが1年間、中学校に通うことが可能になる。

「ダルニー奨学金」では、1人の子どもが1人のドナーの支援を受ける。「1対1の顔の見える教育支援」を導入しており、子どもは支援者を知ることができる。

家事に追われながら勉強にはげむ
モー・モー・カイさんは、ヨーグワ基礎教育高等学校に通う、中学校2年の女の子だ。ヨーグワ基礎教育高等学校は、ヤンゴンの チャンタピン 郡区にある。モー・モー・カイさんの父親は出稼ぎに出ており、病弱な母親は働くことができない。

家計を支える為、2番目の姉は中学校を中退、近くの工場で働いている。妹は小学校1年と4歳の妹がおり、一番上の姉は、既に結婚していて、別の家で家族と暮らしている。掃除や洗濯、炊事などの家事は放課後、モー・モー・カイさんが行っている。

モー・モー・カイさんの家は電気がない為、家事は暗くなる間に全て完了する必要がある。家事を終える頃には、暗くなっており、勉強をすることが難しい。学校が長い休みに入ると、モー・モー・カイさんは日雇いの仕事を昼間に行う。

厳しい環境の中、勉強に取り組むモー・モー・カイさんの夢は、将来教師になることだ。教師になることで、同じ境遇の貧しい子どもたちに教育の機会を与えることを願っている。

(画像は民際センターのホームページより)


外部リンク

民際センター
https://www.minsai.org/

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