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2019-03-06 21:00

経済

中国の物流企業、ヨマと国分の合弁会社に出資

ヨマ
KOSPAはヨマの子会社
シンガポール証券取引所に上場するミャンマー企業のヨマ・ストラテジック・ホールディングス(Yoma Strategic Holdings Ltd. 以下「ヨマ」)は3月1日、日本のフードマーケティングカンパニーである国分グループ(KOKUBU Group 以下「国分」)との合弁会社KOSPA Limited(以下「KOSPA」)に中国の物流企業・順豊控股(S. F. Holding Co., Ltd. 以下「順豊」)が出資することを発表した。

順豊は400万米ドルでKOSPAの株式の25%を取得する予定で、ヨマが株式の50%、国分が25%を保有する。この新たな株主間契約により、KOSPAはヨマの子会社になるという。

国分グループ代表取締役社長兼COO(最高執行責任者)の国分氏は、
「我々はKOSPAが既存のサービスを強化するために順豊の技術的専門知識、グローバルな物流ネットワーク、および経験を活用できると確信している」(プレスリリースより)
と述べた上で、中国での事業基盤とより広いASEAN地域との間のクロスボーダーおよびエクスプレスサービスにおけるさらなる相乗効果に言及した。

順豊からの出資は主にKOSPAの倉庫や車両数の拡大にあてる予定だという。

中国とミャンマーの経済関係の深まりが背景に
ヨマのCEOであるMelvyn Pun氏は順豊の出資に関し、
「これは一帯一路(Belt and Road Initiative)とY字型中国ミャンマー経済回廊(Y-Shaped ChinaMyanmar Economic Corridor)を通じた中国とミャンマーの経済関係の深まりが背景にある」(プレスリリースより)
と述べている。

ミャンマーと中国の間の貿易量は、毎年およそ100億米ドルと見積もられており、ミャンマーの総貿易の約30%を占めているという。

なお、国分は2014年にヨマの親会社Serge Pun & Associates (Myanmar) Ltd.(SPA)と合弁でKOSPAを設立し、ミャンマー国内でコールドチェーン(低温物流)、在庫管理、輸送などを手がけている。

(画像はヨマ・ストラテジック・ホールディングスより)


外部リンク

ヨマ・ストラテジック・ホールディングス
https://www.yomastrategic.com/

ヨマのプレスリリース
https://www.yomastrategic.com/pdf

国分グループ
https://www.kokubu.co.jp/

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