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2019-02-26 11:30

経済

ラカイン州投資フェアに、アウンサンスーチー国家顧問が出席

ラカイン州
ラカイン州の回復力と可能性への信頼を高める
2月22日、ラカイン州のサンドウェー郡ガパリビーチにあるジャスミンガパリリゾートホテルにおいて、ラカイン州投資フェアが開催され、セミナーやビジネスマッチング、展示会、現地視察などが行われた。

これは、ラカイン州地域政府が主催し、ミャンマー投資委員会(MIC)、国際協力事業団(JICA)、日本貿易振興機構(JETRO)が共催、Myanmar Survey Researchがスポンサーとなっており、民間投資、および地元企業と国内外の投資家のつながりを促進することによって、ラカイン州経済を発展させることを目的としている。

投資フェアには、アウンサンスーチー国家顧問、MIC会長であり投資・対外経済関係省大臣であるU Thaung Tun氏、農業・畜産・灌漑省のAung Thu大臣、電気・エネルギー省のWin Khaing大臣、ホテル・観光省のU Ohn Maung大臣、ラカイン州地域政府のU Nyi Pu首相、マグウェー地域政府のAung Moe Nyo首相、バゴー地域政府のU Win Thein首相のほか、州や地域の大臣、政府関係者、諸外国の大使、JICAやJETROの職員、国内外の投資家、メディア関係者など、600人以上が参加した。

まず、アウンサンスーチー国家顧問が開会の挨拶を行い、創造性と先見性、そして責任と専念を持って行われた投資は、ラカイン州の開発を軌道に乗せることにおいて重要な役割を果たしていると述べた。

そして、国家顧問は、「この投資フェアでは、豊富な機会と、温かく親切な人々、開発努力の一端を担いたいという情熱など、ラカイン州の知られざる面を紹介する。政府と開発パートナー、民間部門による投資によって費やされたお金は、ラカイン州の回復力と可能性への信頼を高めるものとなるだろう。」と語った。

昨年には投資サミットも開催
先月末にネピドーで開催されたInvest Myanmar Summit 2019には1,600人が参加し、道路や空港の建設から、工業団地や新しい都市の開発まで、ラカイン州で実施される様々な新しい投資プロジェクトが共有された。

国家顧問は、このイベントについても言及し、これらは、プロジェクトバンク内に含まれ、プロジェクト実施に向けた競争力があり透明性を持った入札プロセスがまもなく開始されるだろうと述べた。

さらに、国家顧問は、「ミャンマーは、経済の開放から大きな恩恵を受けているが、ラカイン州の経済的可能性の大部分は未開発のままである。長い間、国際社会は、平和や発展に向けたラカイン州の大きな可能性を示す全体像よりも、ラカイン州北部における問題に関連する負の側面に注目を置いてきた。」と説明した。

政策や投資可能など様々な議題
国家顧問のスピーチに続いて、MIC会長であり投資・対外経済関係省大臣であるU Thaung Tun氏と、ラカイン州地域政府のU Nyi Pu首相、駐ミャンマー大使の丸山市郎氏が、それぞれ挨拶を行った。

その後、Myanmar Survey Researchの代表者が、ラカイン州の投資機会調査についてのプレゼンテーションを行い、「政府の政策と優先分野」および「ラカイン州におけるビジネスと社会的責任投資」と題されたパネルディスカッションが行われた。

さらに、政府関係者と国内外投資家により、「ラカイン州の可能性」について議論が行われた。

午後には、同じ会場で、ビジネスマッチングセッションが開催され、200人の外国人投資家、他の州や地域からの投資家、ラカイン州のビジネスマンが参加し、将来の協力について議論した。

翌日、フェアの参加者は、新しいビーチにおけるホテルのプロジェクト、水産物加工工場、住宅プロジェクト、エビ養殖場、エコツーリズムプロジェクトなど、ラカイン州における投資機会の場所への見学ツアーに向かった。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー投資企業管理局(DICA)
https://www.dica.gov.mm/

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