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2019-02-16 07:00

経済

商業省大臣、国境を越える合法的な中国輸出ルート確立に向けた準備について言及

中国
中国の品質基準に合格することが必要
2月10日、商業省大臣は、スーレー・シャングリ・ラ・ホテルで、ミャンマーの豆類・豆・ごまの種子を扱う商人と、Oversea Agro Traders Association(OATA)が共同で開催した2019年世界豆類デーを記念するイベントに参加した。

その会合において、大臣は、国境を越えるコメの合法的な輸出ルートを確立するよう中国に要請したことから、ミャンマーの商人は、中国の品質基準を満たすために必要な準備をすることが必要である、との見解を示した。

大臣は、次のように語った。
「商業省は、国境を越えてミャンマーのコメを合法的に中国に輸出するために中国と交渉を行った。中国は、我々が、中国の食品安全性検査メカニズムである中国国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)の基準に合格することを求めている。中国は国境地域を経由する違法な貿易の流れを制御している。合法的な輸出にはAQSIQの証明書が必要なので、サプライチェーンに携わる人々は必要な措置を講じなければならない。中国は違法輸出を厳しく管理しているため、AQSIQの承認およびその他の課税問題に対応する必要がある。」(プレスリリースより引用)

物々交換システムを作成へ
また、商業省によると、中国とミャンマーの国境貿易のための物々交換システムを作成する計画がある。

商業省副大臣のU Aung Htoo氏は、「我々は、取り引き参加者が商品やサービスを他の商品やサービスに直接交換できる物々交換システムを採用する予定である。我々は、物々交換でコメと砕精米を輸出することができる。砕精米は貿易システムにおいてより良いチャンスを持っている。我々は、このシステムに向かって作業していく。」と説明した。

また、国境の拠点Muse depotの副責任者であるU Min Thein氏は、「2018年10月中旬から、中国は違法なコメの流入を防止してきた。この結果、国境を越えるコメ輸出は、急激に落ち込んでいる。」と述べた。

ミャンマーコメ協会のデータによると、去年の4月から12月の間に、ミャンマーは、170万トンを超えるコメを輸出しているが、これは2017年の同期間と比較して80万トン以上減少している。

2017から2018年度には、ミャンマーは360万トンを超えるコメを出荷し、その半数が国境貿易チャネルを通じて中国に入っている。

(画像はミャンマー情報省ホームページより)


外部リンク

ミャンマー情報省 プレスリリース
http://www.moi.gov.mm/13/02/2019/id-16635

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