2017-02-11 10:00
社会
マレーシアからロヒンギャ族支援の船が入港 港では仏教徒が抗議

「ミャンマー政府を尊重」食糧や医薬品2300トンが到着
2月9日、ロヒンギャ族への支援物資を運んだマレーシア船が、ヤンゴンに到着した。船には人権団体などからの支援協力者が乗船、食糧や医薬品など2300トンを積み込みヤンゴン港に到着した。港では数十人の仏教徒が「ノー・ロヒンギャ」と書かれた旗と国旗を振り、入港を反対した。
支援を主催した組織は、今回の支援活動は、ミャンマー政府を尊重しながら、約束通り行ったものだとしている。
協力団体のひとつである「1Putera Club Malaysia」のRazali Ramli氏は、
私たちはミャンマー政府の主権を尊重する。誠実に支援物資を手渡したい。(Al Jazeeraより)
と語っている。
「ノー・ロヒンギャ」 存在を否定する仏教徒たち
ヤンゴン港で抗議行動を起こした仏教徒たちは、ロヒンギャ族がミャンマーに存在することを否定している。ロヒンギャ族はベンガル人であり、バングラデシュに存在するべき民族だと主張した。仏教徒のリーダーであるWin Ko Ko Lat氏は、
ベンガル人を助けるための支援物資なら受け入れる。私たちはその行動を止めようとは思わない。
ミャンマーにロヒンギャ族は存在しないということを、彼らに知らせたい。それが私たちのキャンペーンだ。(Al Jazeeraより)
ミャンマーにロヒンギャ族は存在しないということを、彼らに知らせたい。それが私たちのキャンペーンだ。(Al Jazeeraより)
と述べている。
(画像はAl Jazeeraより)
外部リンク
Al Jazeera
http://www.aljazeera.com/
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