ミャンマーニュース

水環境分野における各種装置類の製造・販売等を行うメタウォーター株式会社は2月9日、パートナー企業で水処理関連事業等を手がける「トレンディーグループ」より、ミャンマー農業・畜産・灌漑省向けの「車載式セラミック膜ろ過装置」（以下、同装置）を受注したと発表した。

同装置の納入は3月を予定している。

同装置の特長は、著しく濁った水であっても、安定的に安全な飲料水を提供できる点だ。

膜は、膜破損のないセラミック膜を採用しているほか、膜孔径は0.1マイクロメートルであることから、原虫類や細菌類も除去可能だ。さらに、トラックに発電機を搭載していることから、電力のない場所でも浄水処理が可能となる。

同社は2015年8月のミャンマー大洪水の際、同装置を活用して被災地域に飲料水を供給した実績を持つ。

その実績は、当時のミャンマー家畜・漁業・地方開発省に高く評価され、同社は感謝状を受けた。また、同社の活動をミャンマー政府が評価し、今回の受注へとつながったものである。

同社は、同装置を災害時の利用のみならず、移動式浄水装置としての普及を目指し、より多くの人々が安全な水を利用できるよう努めていく方針だ。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

メタウォーター株式会社（プレスリリース）
http://www.metawater.co.jp/