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2017-01-23 01:00

政治

カチン州で神父が行方不明 人権団体が政府に調査を要求 

カトリック
クリスマスイブ、軍施設に向かう途中の失踪 
1月16日、ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)をはじめとする人権団体が、カチン州で行方不明となっているカトリック教会神父について、情報提供を求める声明を発表した。

昨年12月24日午後5時30分、シャン州のカトリック教会の神父である、Langjaw Gam Seng氏(35)と、彼のいとこであるDum Daw Nawng Lar氏(65)が、軍施設に向かう途中行方がわからなくなった。

ニューヨークを拠点とするHRW、東南アジアを拠点とするFortify Rights、ロンドンを拠点とするアムネスティ・インターナショナルは、2人の安全を確認するため、ミャンマー軍と政府に、情報の提示を求めている。

シャン州関係者に恐怖を与える事件 政府・軍は情報の開示を
Langjaw Gam Seng氏はカチン・バプテスト・コンベンション(KBC)の指導者。当日は、勾留されている市民の解放をサポートするため、バイクで中国との国境近くにあるMuse地区Mong Ko町に向かっていた。

年が明けて3日、家族やKBCの代表が警察に届けを出し、問い合わせを繰り返しているが、情報は得られていない。

Fortify RightsのCEOであるMatthew Smith氏は、
この事件はシャン州北部地域に恐怖を与えた。神父は強制的な力によって失踪した。政府は事件について調査・報告し、人々に情報を提供するべきだ。(ヒューマン・ライツ・ウォッチより)

と述べている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ヒューマン・ライツ・ウォッチ・ニュースリリース
https://www.hrw.org/

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