2016-12-09 16:00
政治
ミャンマー政府、マレーシアへの労働者派遣を一時中断

ロヒンギャ族問題 ミャンマーを糾弾するマレーシア・ナジブ首相の発言に抗議
12月6日、ミャンマー労働・入国管理・人口省は、マレーシアへの労働者派遣を一時的に中断すると発表した。4日、クアラルンプールで、ラカイン州におけるロヒンギャ族への暴力について、抗議する集会が開かれた。マレーシアのナジブ首相はここでミャンマー政府を糾弾。ミャンマー政府はこの発言に不快感を示した。
ミャンマー政府はロヒンギャ族の「大量虐殺」や「民族浄化」について否定している。
両国間の緊張高まり、マレーシア在住ミャンマー人は警戒を
マレーシアは何万人ものミャンマー人を雇用している。その多くは、食品、サービス業、工場などで低賃金の労働を行っている。また、迫害から逃れるため、およそ5万6000人のロヒンギャ族がボートで流れ着いている。今回の労働者派遣中止では、確実な求人がある場合、教育・保健・人道的に関する委員会の承認を得て、派遣を許可している。マレーシア国内で雇用に関する問題が発生した場合、自費にて労働者を送り返す必要がある。
4日、ヤンゴンの公園では仏教徒の住民と僧侶等がマレーシアに対する抗議行動を起こしている。両国間の緊張は一気に高まっており、事態の悪化が懸念されている。
クアラルンプールのミャンマー大使館は、マレーシアに在住するミャンマー人に対し、警戒をするよう声明を発表した。
外部リンク
ALJAZEERA
http://www.aljazeera.com/
ELEVEN
http://www.elevenmyanmar.com/local/6959
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