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2016-12-09 18:00

社会

中国がミャンマー戦闘機を撃墜か、中国側は「でっち上げ」と否定

ミャンマー機墜落
中国国防省が完全否定
中国国防省は、ミャンマーとの国境付近で中国のミサイルがミャンマー戦闘機を撃墜したとの報道を完全な作り話とし、「でっち上げ」だと主張した。

中国国内で報道されたニュースによると、11月4日に中国の空域に入ったミャンマーの戦闘機が中国のミサイルに当たり墜落したという。

一部のアナリストは、中国の人民解放軍(PLA:People's Liberation Army)が中国領に侵入したミャンマー機に警告射撃し、逃げ出したミャンマー機が偶発的にミサイルに当たって墜落したという見解を示している。

しかし、国防省はこの分析を「作り話」と否定した。

尚、ミャンマー地元メディアKachinland Newsは、4日に起こったミャンマー機の墜落は、技術的なものなのか攻撃によるものかは明らかになっていないと報じている。

多くのミャンマー人が中国へ逃避
ミャンマー北部カチン州では11月20日よりミャンマー国軍と民族反乱勢力との間で戦闘が勃発している。

戦闘への関与が疑われる民族反乱勢力は、カチン独立陸軍(KIA:Kachin Independence Army)とタアン民族解放軍(TNLA :Ta’ang National Liberation Army)で、戦闘があったミューズ周辺は3時間にわたり火災に包まれた。

この戦闘により、数百人に上るミャンマー人が戦火を逃れて中国へ逃避している。

中国外交部のスポークスマンは11月、
「紛争当事者が拘束力を発揮し、軍事作戦を即座に停止し、状況の悪化を避けることを強く期待している。」(DNA INDIAより)
と述べると共に、国境地域の平和を回復させ、中国の主権や国境の住民の生活や財産への害を防ぐ具体的な措置を講ずるようミャンマー側に求めた。

今回の一件で、中国人民解放軍は国境巡視、管理、治安の強化、緊急事態への備えなどを強化することを約束している。


外部リンク

China's MOD denies downing Myanmar military jet
http://www.china.org.cn/

China denies shooting down Burmese warplane
http://www.globaltimes.cn/

China denies shooting down Myanmar fighter jet
http://www.dnaindia.com/

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