• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • ミャンマーで取引されていた琥珀から 恐竜の羽毛の化石が発見
2016-12-10 11:00

社会

ミャンマーで取引されていた琥珀から 恐竜の羽毛の化石が発見

化石
中国地質大の学者が入手 化石は約9900万年前のもの
海外の複数のメディアは12月8日、昨年ミャンマー北部・カチン州ミッチーナーの琥珀市場で、中国地質大学の古生物学者、Lida Xing博士が入手した琥珀を分析したところ、約9900万年前の恐竜の化石を有していると報じた。

カナダのロイヤル・サスカチュワン博物館で無脊椎動物の古生物学が専門のライアン・マッケラー学芸員によると、化石は恐竜の椎骨で尾の部分を構成しているが、骨は羽毛のようなもので覆われていたという。また、羽毛は栗色がかった赤茶色であったという。

分析を進めたところ、尾は比較的長めでしかも柔軟性がみられること、さらに尾に覆われた羽毛は下の方に垂れていたとみられる。なお、恐竜は比較的小型で、羽毛を有していたものの、空を飛ぶことはできなかったと分析した。

恐竜から鳥類へと進化する過程の重要な手がかりに
この化石は、恐竜から鳥類へと進化するに過程において、どのような経緯で羽が発達したかを示す手がかりになるとして、非常に貴重な発見であるという。

なお、この調査結果については、主に生物学を専門とした学術雑誌「カレントバイオロジー」に掲載された。

(画像はABC NEWSより)


外部リンク

ABC NEWS
http://www.abc.net.au/

Daily Mail
http://www.dailymail.co.uk/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook