2016-12-09 12:00
政治
10月からの数週間で2万1000人のロヒンギャ族がバングラデシュに避難

暴力を逃れ脱出 国際移住機関が発表
12月6日、国際移住機関は、この数週間で、およそ2万1000人のロヒンギャ族が、ミャンマーからバングラデシュへ逃げ出したと発表した。国境地域ではミャンマー軍と住民の抗争が激化し、ロヒンギャ族に対する暴力が国際的な問題になっている。バングラデシュは国境警備を強化しているが、暴力を逃れ、バングラデシュや中国など隣国に避難するロヒンギャ族が後を絶たない。
国連や国際NGOの調査によれば、10月9日から12月2日の間、ミャンマー・ラカイン州との接点で、バングラデシュ南東部のコックスバザールにはおよそ2万1000人が流入しているという。
大部分のロヒンギャ族難民は、Sahany村の公的避難所に身を寄せている。
スーチー氏はロヒンギャ族について言及せず
ミャンマー軍はロヒンギャ族への虐待を否定している。しかし、国際人権団体による衛星調査では、ロヒンギャ族の村が破壊された様子が認められている。AFPのインタビューでは、ミャンマー軍による拷問や殺人、女性への暴力なども証言された。ミャンマー軍は、外国からのジャーナリストがこの地域へアクセスすることを禁止している。
国家顧問のアウンサンスーチー氏は、「平和と国の和解」を実現するために尽くすと宣言しているが、ロヒンギャ族への暴力については言及していない。
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