2016-12-12 20:00
政治
シャン州議会 3つの少数民族武装勢力は反政府軍との認識

繰り返される武力衝突に懸念の声も
ミャンマー東部・シャン州の議会は12月7日、11月下旬より同州北部においてミャンマー軍と武力衝突を繰り返している3つの少数民族武装勢力に対して、反政府軍かどうかを問う投票を実施した。3つの少数民族武装勢力は、カチン独立軍(KIA)、タアン/パウラン民族解放軍(TNLA)、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)だ。
投票の結果、これらの少数民族武装勢力が反政府軍であると投票した者が63、反政府軍ではないと投票した者が45との結果となった。
議員からは、多数の少数民族武装勢力が存在するシャン州において、武力衝突が繰り返されていることについて懸念の声が上がった。
単に反政府軍の烙印を押すよりも、停戦合意が先決
しかしながら、KIAのメンバーは、議会で実施された投票に対して、単に否定的な印象を与えたに過ぎず、和平への道のりはほど遠いとの考えを示した。また、同州政府の大臣は、少数民族武装勢力が反政府軍であると烙印を押したところで、国内の和平は実現しないと述べた上で、停戦合意に至るための方法を議論すべきであるとの考えを示した。
(画像はThe Irrawaddyより)
外部リンク
Eleven Myanmar
http://www.elevenmyanmar.com/politics/6963
The Irrawaddy
http://www.irrawaddy.com/
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