2016-11-11 21:00
社会
ユニセフ、ラカイン州の移動制限解除を要求

治安悪化 数万人が危機的状況に
11月8日、ユニセフはミャンマー・ラカイン州への支援について声明を発表した。10月、バングラデシュ国境付近の町で警察署が武装集団に襲撃された。警察はこれをイスラム系コミュニティによるものと判断し、治安部隊と住民との衝突が悪化している。
声明によれば、ユニセフは人道支援のためラカイン州へアクセスを試みているが、この数週間の住民間の衝突激化により、支援ができない状態だという。
現在、現地には食糧や日用品が届けることができず、イスラム系コミュニティに暮らす数万人が危機的状況にある。
人道支援実施のため治安強化と現状調査を要求
ユニセフからは保健・医療従事者などの専門家、栄養や保健、教育を提供できる教師などを用意しているが、子どもたちやその家族まで安全にたどりつくことができない。このことから、ユニセフは移動制限の即時解除を求めている。また、ミャンマー政府による治安対策をさらに強化し、子どもたちをあらゆる暴力から保護することを求めた。
また、子どもたちへの重大な暴力について、第三者による調査を迅速に実施するよう要求した。
外部リンク
ユニセフ
https://www.unicef.org/
VOA
http://www.voanews.com/
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