2016-11-19 11:00
社会
バングラデシュへの脱出試みるロヒンギャ 約200人が国境で入国拒否に

入国拒否された者の多くは、家を失った女性や子供
ミャンマー国軍と武装勢力の衝突が激化するミャンマー西部のラカイン州では、武力衝突による災禍を避けるため、ミャンマーを脱出してバングラデシュへと向かうロヒンギャもみられるが、それらの者は国境で入国を拒否されている状況だ。11月14日にミャンマーからの脱出を試みようとした者は200人程度とみられ、その多くは住む家を失った女性や子供であるという。
そのほか、ミャンマーとバングラデシュの国境を流れるナーフ川を渡ろうとする者もみられたが、バングラデシュ側から入国を拒否されたほか、国境警備隊に銃で撃たれた者もいた。
ミャンマーからの脱出を試みる者は増加の一途
ラカイン州における武力衝突の激化により、ミャンマーからバングラデシュへの脱出を試みる者は増加傾向にあるが、国境警備隊によると、11月14日にミャンマーからの脱出を試みた者の数は、10月に武力衝突が激化して以降、最も多かったという。仏教徒が多数を占めるミャンマーでは、イスラム教徒であるロヒンギャに対しては十分な市民権が与えられていないのが現状だ。ミャンマーからの脱出を試みるロヒンギャは多いが、バングラデシュ政府は、ロヒンギャの受け入れに対しては積極的ではない。
外部リンク
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