ミャンマーニュース

外務省は11月3日、岸田外務大臣とアウン・サン・スー・チー国家顧問が会談した件について同省のホームページに掲載した。

同大臣は、同国家顧問の訪日を心から歓迎したほか、11月2日に実施された安倍首相との会談が素晴らしいものであったと伝えた。また、日本はミャンマーに対して官民あげて支援する旨を述べた。

これに対し同国家顧問は、訪日できたことをうれしく思うと述べたほか、ミャンマー新政権を理解する日本と協働していきたいとの考えを示した。

同大臣は、ミャンマーとインドが友好国である事情を踏まえ、メコン地域とインドとの連結性強化に関する日本の支援について、具体的なプロジェクトの協議を進めていくとの考えを示した。

また、ラカイン州問題をはじめとするミャンマー国内の緊張緩和に向けた取り組みを支援するため、新造旅客船1隻を供与したい考えを示した。

そのほか、同大臣は、南シナ海問題と北朝鮮問題の解決について、地域の連携が必要であること、ミャンマーの包括的核実験禁止条約（CTBT）批准を歓迎すること、来年ミャンマーが議長を務めるアジア欧州会合（ASEM）の成功に向け、協力する旨を述べた。

同国家顧問は、ラカイン州の問題に対応するには、十分な注意が必要であることから、法に基づいて慎重な対応を進めている旨を述べたほか、日本からの船の供与は同州の発展に貢献する旨を述べた。

そのほか同国家顧問は、国際情勢や国内の問題について、平和的な解決を望んでいるとの考えを示した。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

外務省（プレスリリース）
http://www.mofa.go.jp/