2016-11-08 22:00
社会
翡翠発見の妬みか ミャンマー北部・パカン鉱山の鉱山会社が爆破される

鉱山会社の損害 500万ドル超か
11月2日午後7時過ぎ、ミャンマー北部・カチン州パカンの鉱山会社、Yadanar Yaung Chi Gem社(以下、YYCG社)に銃を持った約20人の男らが押し入り、同社を爆破した。爆破により、同社は複数台の作業車両のほか、社内のあらゆる物が焼失した。カチン州の警察によると、同社の損害は500万ドル(約5億2000万円)を超えるという。
同社の社員によると、社内に侵入した男らは従業員らに対し、会社の外に出て中庭でうつぶせになっているよう告げたという。また、同社周辺に在住する住民によると、同社が燃え出す前に爆発音が7回聞こえたという。
210トンもの翡翠発見を聞きつけ、翡翠採掘を阻止か
同社の社員は、今回の爆破の要因として、同社の関連企業でワ州の起業家が所有する鉱山会社、Yandar Taung Tan社が210トンもの翡翠が発見したことに関連しているのではないかと推測した。また、パカンの警察署は、パカンで唯一武器を所有しているのはカチン独立軍(KIA)であるとの見方から、今回の爆破はKIAのメンバーが関与していると推測した。
翡翠の採掘地においては、複数の少数民族武装勢力が翡翠採掘に関与しているとみられるが、今回の爆破は、YYCG社の翡翠採掘を阻止するために発生したものとみられている。
なお、KIAはYYCG社を爆破したことについては否認している。
外部リンク
The Irrawaddy
http://www.irrawaddy.com/
Eleven Myanmar
http://www.elevenmyanmar.com/local/6451
MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/
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