ミャンマーニュース

ミャンマー国営メディアであるグローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー（Global New Light of Myanmar）によると、バングラデシュとの国境近くのミャンマー西部ラカイン州で10月11日、国軍と武装集団とが衝突し、兵士ら12名が死亡したという。

この地域では9日未明に3つの警察署が襲撃され、9名の警察官が死亡したばかり。

銃や刀で武装した数百名もの集団は、警察署が襲撃されたマウンドー（Maungdaw）の町にある村で軍部隊と衝突。兵士4名と武装集団の1名が死亡した。

また、近くの別の村でも襲撃があり、7名の死亡が確認されている。

襲撃事件が続くマウンドーは、ミャンマーより国民と認められていないイスラム教徒の少数民族ロヒンギャが多く暮らすエリアで、2012年以降、仏教徒との衝突が続いている。

9日の襲撃後、武装集団はロヒンギャとの憶測が飛び交っていたが、未だ特定されていない。

一方、同国営メディアは、9日の襲撃に関与したとみられる容疑者4名を拘束したと報告している。

マウンドーでは夜間外出禁止令が出されるだけでなく、数百もの学校が閉鎖され、緊張状態が続いているという。

今後、さらなる犠牲者が出ないことを祈るばかりだ。

外部リンク

12 Dead in Clashes in Myanmar’s Rakhine
http://english.almanar.com.lb/

12 more people killed in Myanmar's Rakhine state
http://www.business-standard.com/

12 dead as deadly clashes errupt in Myanmar's Rakhine state
http://www.ibtimes.co.uk/