2016-10-19 20:00
経済
【富士フイルム】ミャンマー・ティラワSEZに新会社設立 販売強化

顧客サポートを充実
富士フイルム株式会社(以下「富士フイルム」)は10月17日、輸入卸販売を行う新会社「FUJIFILM MYANMAR INVESTMENT LIMITED(フジフイルム・ミャンマー・インベストメント、以下「FMI」)」を設立したことを発表した。FMIは日本が官民あげて開発を進めるティラワ経済特別区(SEZ)に設立され、物流倉庫や同社製品のデモンストレーションなどを行うサービストレーニングセンターも併設されるという。
今後はイメージング製品、メディカル製品、グラフィック製品等の販売を強化するため、今まで以上に現地に密着したマーケティング活動を行う。また、物流倉庫を併設することで、迅速で効率的な製品配送を目指す。
加えて、併設されるサービストレーニングセンターでは、顧客向けの写真プリント受付機をはじめ、ミニラボ、医療用デジタルX線画像診断装置、ワイドフォーマットインクジェットプリンターなどの製品のデモンストレーションやトレーニングを実施。
顧客サポートを充実させることで販売体制を強化し、同国でのビジネス拡大を促進する。
事業拡大の経緯
富士フイルムは1970年代にミャンマーでのビジネスを開始。2013年12月には「FUJIFILM MYANMAR LIMITED(フジフイルム ミャンマー)」を設立し、現地代理店を通じて製品販売の強化を図っていた。また、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピンでも現地法人を設立し、ASEAN地域でのビジネス拡大を進めている。
一方、ミャンマーは2011年の民政移管以来、急激な経済成長を続けており、今年3月にアウンサンスーチー氏率いる新政権が誕生したことで、さらなる外国投資やインフラ整備が進み、より経済成長が加速されることが予想されている。
また、ミャンマーはASEAN諸国の中でインドネシアに次ぐ国土面積を有し、人口5,000万人規模の市場だ。さらに、ミャンマー政府による外資規制緩和政策も手伝って、今回の事業拡大に至ったとみられる。
尚、新会社の営業は2017年春の予定だ。
外部リンク
富士フイルム株式会社
http://fujifilm.jp/
富士フイルム株式会社のプレスリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/
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