ミャンマーニュース

ミャンマー西部・ラカイン州の州政府によると、コフィー・アナン元国連事務総長が9月4日よりミャンマーを訪問し、6日から7日にかけて同州を訪問する予定であるという。

同州では、人道支援、インフラ整備、長期的な発展を推進するため、「ラカイン州諮問委員会」が設立されたが、同委員会は、委員の議長としてアナン氏を指名した。

同州では、2012年から2013年にかけて、仏教徒とイスラム教徒であるロヒンギャとの間で対立が激化し、大規模な衝突が発生した。さらに、10万人を超えるロヒンギャが同州から強制退去させられた経緯もあり、現在も両者に緊張状態が継続している現状がある。

同氏は、ラカイン州の政党であるアラカン国民党（ANP）との会談を予定している。しかしながら、同党が同氏との会談には応じるかどうかは不透明な状況だ。そのうえ、仏教徒が多数を占める同党内には、同委員会の設立に反対する動きも見られる。

そのような状況ではあるものの、同党の幹部は、同氏にラカイン州の歴史とラカイン州民の意見や考え方を伝え、理解を深めてもらうためにも、同氏と会談すべきとの考えを示している。

外部リンク

THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.com/burma/kofi-annan

MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/index.php/national