2016-09-02 11:00
政治
潘基文国連事務総長 和平会議を前に演説

和平会議は、ミャンマーにおける「有望な第一歩」
国連の潘基文事務総長は8月30日、首都ネピドーにおいて、和平会議の開催前に演説を行った。同事務総長は、同会議について、長年にわたって武力衝突が続いてきたミャンマーにおける「有望な第一歩」と位置付けた。
また、同事務総長は、同会議に参加した少数民族の代表らに対し、これまでの忍耐や会議に参加した決断について高く評価した。さらに、和平協議においては、議論を深めるべきとの考えを示した。
「ロヒンギャも、他民族と同様に市民権を付与すべき」
さらに、同事務総長は、アウン・サン・スー・チー国家顧問に対し、少数民族であるロヒンギャの生活改善について要求した。同事務総長は、ロヒンギャがミャンマー国内において苦境に立たされ、なおかつ、差別的な立場のままとするならば、ミャンマーは国際的な圧力をかけられる可能性を示唆した。
新政権は、少数民族との和平交渉に力を入れており、国内外から高く評価されている。しかしながら、仏教徒とイスラム教徒であるロヒンギャとの問題解決については消極的な様子だ。
同事務総長は、ロヒンギャが長年にわたってミャンマーに居住しているならば、他の民族と同様に市民権が得られなければならない、との認識を示した。
外部リンク
THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.com/burma/un-chief
MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/index.php/national
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