2016-06-01 07:00
経済
中部電力、「ミャンマー国送配電系統技術能力向上プロジェクト」を受託

日本工営株式会社と共同で受託
中部電力株式会社は27日、独立行政法人国際協力機構(JICA)から「ミャンマー国送配電系統技術能力向上プロジェクト(第1フェーズ)」業務を日本工営株式会社と共同で受託したと発表した。同プロジェクトは、今回請け負った制度構築・実施段階にあたる第1フェーズと、評価・改善段階にあたる第2フェーズに分けて実施される。期間は2016年5月から2018年11月の約30ヶ月間を予定している。
中部電力は、これまで培ってきた送配電設備の整備・維持管理技術・技術者育成経験等のノウハウを活かして同受託業務に取り組み、今後も海外コンサルティング事業を通じて、アジア・アフリカ等の開発途上国を中心に電気事業の整備・発展に貢献していきたいとしている。
ミャンマーの電力供給の現状と課題
ミャンマーでは、送配電設備の容量不足、老朽化による故障多発等により、全般的に電力供給が不安定である。この状況を打破するために、設備の整備・増強などの対策が急がれる。また、公衆感電事故や作業災害の発生もあり、防止策として施工技術・安全技術の向上も求められている。
ミャンマー国電力・エネルギー省は、送配電線や変電所といった電力インフラを整備し、信頼性の高い電力供給に向け送配電技術者の技術、能力を強化していきたいとしており、今回のプロジェクトに期待が高まっている。
外部リンク
中部電力株式会社 プレスリリース
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/
日本工営株式会社
https://www.n-koei.co.jp/
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