ミャンマーニュース

ミャンマー東部・シャン州では、同州北部を中心として武装勢力間の衝突が続いているが、同州のKyaukme郡区では5月28日、3000人以上もの住民らが英語とミャンマー語、シャン州の言語で記載されたプラカードを掲げながら、タアン／パウラン民族解放軍（TNLA）に対する抗議のデモを行った。

プラカードには「多くの家を燃やした民族解放軍は、シャン州から出て行け！」という内容や、「徴兵制反対！」という内容が見られた。また、住民の中には、シャン州和解評議会およびシャン州軍（RCSS／SSA）を支持する者もいることから、プラカードには「和解評議会は、民族解放軍を全滅させよ！」という内容も見られた。

しかし、Kyaukme郡区の住民代表によると、地域の住民は2つの武装勢力の衝突によって家を焼かれるなど、困難な生活を余儀なくされているという。そのため、片方の武装勢力だけを抗議したとしても問題は解決しないとの考えを示した。

また、TNLAの青年組織の代表者によると、住民らが抗議したとしても衝突は収まることがなく、むしろ、両武装勢力の衝突がさらに激化することを懸念した。

なお、今回の抗議に関して、TNLAのスポークスマンはコメントを発表していない。

外部リンク

MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/20562

ELEVEN MYANMAR
http://www.elevenmyanmar.com/local/shan-protesters-demand