2017-11-01 03:00
社会
カナダのオンタリオ州元首相ボブ・レイ氏、ミャンマーへの特使に任命

ラカイン州の情勢について対応
カナダ、オンタリオ州元首相であるボブ・レイ氏は、ミャンマーへの特使に任命された。国連人道問題の職員、政府特使と人権擁護団体が、バングラデシュでの難民を支援するための資金を集めることを目的とした1日会議を開催した際に、レイ氏の特使任命が発表されたもの。
およそ60万人のロヒンギャのイスラム教徒が、国連が民族浄化と呼んでいる迫害から逃れるために、8月の後半からミャンマーのラカイン州から逃亡している。
レイ氏は、ミャンマーで起こっている継続的な人道危機について、カナダのジャスティン・トルドー首相に進言することとなる。
資金面でも援助
この任命に加えて、連邦政府の自由党は、政府が1,200万ドルの人道支援を追加し、これまでのカナダの金銭的な支援の総額が2,500万ドルとなったことと報告した。トルドー首相は声明の中で、次のように述べた。
「カナダは、ミャンマーのラカイン州における人道と安全の危機、特にロヒンギャのイスラム教徒への残酷な迫害について、非常に懸念しています。ボブ・レイ氏は、弁護士、アドバイザー、交渉人、仲裁人、公務員として豊富な経験を持っており、カナダが、持続的な平和と和解への道を計画するために、ミャンマーや他の世界のパートナーとともに、より効果的な仕事をすることについて、彼が貢献してくれると確信しています。」(Toronto Sunより引用)
欧州連合が主催し、クウェートの政府と国連の移住・難民・人道援助に関する調整機関が主催するジュネーブ会議は、2月までに国連による4億3,400万ドルの資金調達に対応することを目指している。
(画像はToronto Sunより)
外部リンク
Toronto Sun
http://torontosun.com/
CBC News
http://www.cbc.ca/
CTV News
http://www.ctvnews.ca/
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