2017-10-22 02:00
社会
ミャンマーからの難民 食糧や衛生環境、心のケアなどの提供が急務

32万人以上の子どもが感染症にかかる恐れ 様々な支援が必要
世界中の子どもたちの命と権利などを守るために活動する公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)は20日、同日までに32万人のロヒンギャ族の子どもが、ミャンマーからバングラデシュ南部に難民として流入していると発表した。衛生環境などが悪いことや安全な水へのアクセスが困難なことから、その全ての子どもが、感染症にかかる可能性が高いことに懸念を示した。そして、残虐行為や人の死などを目撃しており、安全な水や食べ物の提供、トイレといった衛生環境の改善のほか、心のケアも急務であるとしている。
劣悪な環境下に置かれる難民の様子を記載 「追放と絶望」を発表
ユニセフは、劣悪な環境下に置かれる難民の様子などが記載された新たな報告書「追放と絶望:ロヒンギャ難民の子どもたちが直面する危うい未来」を発表。人がひしめき合う、非衛生的な仮設住居で生活を送る難民の現状などを報告した。ユニセフは、人道支援のための資金や支援提供を国際社会に継続して呼びかけていく。また、難民がミャンマーへ安全に帰還できるように、関連機関などが早急に行動するよう求めている。
(画像はプレスリリースより)
(C) UNICEF_UN0135717_Nybo
外部リンク
公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/
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