2017-10-12 07:00
社会
ミャンマーから新たな難民が増加 UNHCRが更なる大流入に備える

1日で11,000人もの難民が 子どもの首には大きなきずも
ミャンマーから9日だけで、11,000人もの難民が、バングラデシュに大流入したことを受け、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、バングラデシュ当局と密に連携し、新たな難民の急激な増加に備えていると、10日のプレスリリースで発表した。UNHCRの関係筋によれば、新たな難民の多くは、ミャンマーのマウンドー(Maungdaw)から、東におよそ25キロの位置にある、ラカイン州北部ブティダウン(Buthidaung)地域からきているとした。
難民の中には、焼き討ちや、暴力から逃れてきたと話す人や、今後の情勢の悪化を予想して、越境してきたとする人もいた。また、首に大きなきずを負った子どもを見たという証言もあったとしている。
小規模応急処置ステーションを設置 必要物資などを供給も
UNHCRのロヒンギャ族難民帰還委員会は、今後の更なる増加を予想し、入国地点に小規模な応急処置ステーションを設置する予定で、きずの手当や、水の提供などを行っていく。9日に新たに確認された難民は、既に難民キャンプへ移動させられ、食糧の提供やヘルスケアなどといった、緊急支援サービスを受けている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/
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