2017-09-25 18:00
政治
バングラデシュ首相、「難民に安全地帯を」

「民族浄化を無条件で止めよ」国連総会で発言
9月21日に開催された国連総会で、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相が、ロヒンギャ難民問題について言及した。ハシナ首相は、
私はバングラデシュのコックス・バザールでロヒンギャ族の状況を見た直後、この場へ来ている。彼らは空腹で、絶望的で、希望はない。
強制的にミャンマーに移住した人々が、何世紀にもわたって暮らした自国から「民族浄化」という扱いを受け、そこから逃れようとしている。(国連ニュースセンターより)
強制的にミャンマーに移住した人々が、何世紀にもわたって暮らした自国から「民族浄化」という扱いを受け、そこから逃れようとしている。(国連ニュースセンターより)
と述べている。
ハシナ首相によると、現在バングラデシュには80万以上のロヒンギャが避難しているという。ラカイン州の国境地帯では暴力が続き、状況は悪化している。国際的に認識されながら、現状は一向に解決しない。
ハシナ首相は、ミャンマーが「民族浄化」を無条件で停止するよう、国連から働きかけることを要求した。
難民の60%が家族をなくした子どもたち
また、国連監視のもと、宗教や民族を問わずミャンマー国内に「安全地帯」をつくり、持続的な家を提供することも求めた。ロヒンギャ難民の60%以上が、両親や家族を殺された子どもだということがわかっている。恐怖におびえながら森の中を逃げ、危険な船旅を乗り越えた子どもたちだ。国境を越えられず、救われなかった子どももいる。
ユニセフは「チャイルド・フレンドリー・スペース」をつくり保護にあたっているが、莫大な数の子どもたちが、まだ危険にさらされたままだ。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
国連ニュースセンター
http://www.un.org/
アルジャジーラ
http://www.aljazeera.com/
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