2017-09-25 18:00
社会
バングラデシュ当局、ミャンマー人フォトジャーナリスト2人を釈放

ドイツの雑誌のために「ロヒンギャ危機」の情報収集
9月13日に、ミャンマーとの国境付近にあるバングラデシュのコックスバザール(Cox's Bazar)で拘束されたミャンマー人フォトジャーナリスト2人が、22日に釈放されたという。拘束されていたのはMinzayar Oo氏とHkun Lat氏の2人で、容疑はスパイ行為とされている。また、観光客としてバングラデシュに入国したにも関わらず、ジャーナリストとして働いていたとして、移民法違反の罪でも告訴されていた。
2人が拘束されたコックスバザールは、8月25日以来、ミャンマー・ラカイン州での暴力行為から逃げるためにイスラム系少数民族「ロヒンギャ」が集まる国境にあり、フォトジャーナリストの2人は身元を隠して、ドイツの雑誌のために「ロヒンギャ危機」に関する情報を収集していたという。
釈放されたがバングラデシュを離れることはできない
Didarul Islam検察官によると、ジャーナリストに対する法的手続きは始まっており、聴聞会が行われるという。同検察官は、
「彼らは聴聞会に出なければならないので、バングラデシュに滞在する必要がある」(The Daily Starより)
と述べている。ジャーナリストの弁護士も釈放を確認しているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
一方、ニューヨークを拠点とするジャーナリスト保護委員会は、ミャンマー人ジャーナリストを即時に釈放し、すべての告発を取り下げるよう求めている。
弁護士によると、ジャーナリストの1人Minzayar Oo氏は、ニューヨークタイムズ、ガーディアン、ナショナルジオグラフィックを含む評判の高い雑誌に寄稿する受賞経験のあるフォトジャーナリストだという。
(画像はFRONTIER MYANMARより)
外部リンク
Bangladesh frees Myanmar photojournalists after bail hearing
https://frontiermyanmar.net/
2 Myanmar journalists released
http://www.thedailystar.net/
Bangladesh grants bail to two detained Myanmar journalists
http://www.businessinsider.com/
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