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2017-09-27 21:00

社会

ミャンマー国軍、ヒンズー教徒の遺体45体を発見

ヒンズー教徒
24日に28体、25日に17体、計45体見つかる
イスラム系少数民族「ロヒンギャ」がバングラデシュへ逃避を続けるミャンマー・ラカイン州で、同国国軍がヒンズー教徒の遺体を発見したという。

ラカイン州北にあるマウンドーのYe Baw Kyaw 村の西約1,000m付近で9月24日、28体を発見。女性や子どもの遺体も含まれていた。

さらに翌25日、24日に発見された埋葬地から北東約400mの地点で、2箇所から17遺体を発見。1箇所に14体、もう1箇所に3体が埋葬され、全て男性だった。

報道によると、女性20体、男性19体、児童6体、計45体の遺体が発見され、いくつかの遺体は斬首されたり、喉を斬られたりしていたという。

ヒンズー教徒の情報により発見
ミャンマー政府は24日に声明で、8月25日に30の警察署を襲撃した反政府勢力・アラカン・ロヒンギャ救世軍(Arakan Rohingya Salvation Army:ARSA)の実行者を見つけるための安全保障活動中にバングラデシュへ逃げたヒンズー教の男性が、大規模墓地を最初に指摘したと述べている。

この男性が、暴力から逃れるためLay Mile村からシットウェ(Sittwe)へ避難しているヒンズー教徒のソーシャルリーダーであるNi Maul氏に大規模墓地の存在を語ったという。

国連は8月25日以降、約500人のヒンズー教徒がバングラデシュに逃げたと推測している。

ミャンマー当局は、8月に警察署を襲撃したARSAがヒンズー教徒を殺害したと考えているが、ARSAのスポークスマンは、
「仏教徒がイスラム教とヒンズー教を分断させようとしている」
と述べた上で、
「ARSAは民間人をターゲットにしないことを国際的に約束しており、それは変わらない」(THE GLOBAL AND MAILより)
と付け加えている。

(画像はVOAより)


外部リンク

Myanmar finds more bodies in mass grave
https://beta.theglobeandmail.com/

Mass Graves of Slain Hindus Found in Northern Myanmar
https://www.voanews.com/

Bodies of Slain Hindus Found in Mass Graves in Myanmar’s Maungdaw Township
http://www.rfa.org/

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