2017-09-26 21:15
政治
マレーシア、ASEAN議長の声明に「賛同できない」

声明は「ロヒンギャ」をひとつのコミュニティーとして認めていない
国連総会で、ASEAN外相の総意としてASEAN議長が発表した声明について、マレーシアが「賛同できない」と表明した。ASEANの声明は通常、加盟国の合意を得て発表されるが、マレーシア外務省大臣は、ASEAN議長と違う見解を示した。
ASEAN議長は「ロヒンギャ」の呼称を避けて声明を発表した。マレーシアはこれを「虚偽」として、ASEAN声明からマレーシアを切り離したいとしている。
この声明は現実を語っていない。
声明は、ロヒンギャをひとつのコミュニティーとして排除している。(The Malaysian Insightより)
声明は、ロヒンギャをひとつのコミュニティーとして排除している。(The Malaysian Insightより)
マレーシア外務省大臣は述べている。
声明発表前に意見するも反映されず
ASEANはシンガポール、タイ、ブルネイ、インドネシア、ベトナム、カンボジア、ラオス、フィリピン、マレーシア、ミャンマーの10か国で構成されている。今年はフィリピンが議長国を務めている。ASEAN外相の共同声明を発表する場合、異論のあるメンバーは事前に意見を述べることができる。マレーシア外務省大臣は、今回の声明に懸念を申し出ていたが、発表には反映されなかったという。
マレーシア政府はミャンマー政府に対し、あらゆる暴力と破壊を止め、人道的支援を提供し、ロヒンギャ難民問題を解決するよう強く求めている。
(画像はThe Malaysian Insightより)
外部リンク
The Malaysian Insight
http://www.themalaysianinsight.com/s/15909/
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