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2017-09-10 22:30

政治

在ミャンマー中国大使館、首都ネピドーに暫定駐在官事務所を開所

中国
大使館を置く国の中で初のネピドー進出
ミャンマーの最大都市ヤンゴンにある中国大使館は9月8日、ミャンマーの新首都となったネピドー(Nay Pyi Taw)に暫定連絡窓口として、正式に駐在官事務所(Liaison Office)を開所した。

また、在ミャンマー中国大使であるHong Liang氏主催で開所式が開かれ、チョー・ティン(Kyaw Tin)ミャンマー外務副大臣ら関係者が出席している。

中国大使館はここ数年、ヤンゴンから首都ネピドーへの移転を要請されていたといい、ミャンマーに大使館を置く国の中で、初めて首都ネピドーに駐在官事務所を開所した。

外交関係に関するウィーン条約によれば、ミャンマーは中国の事務所に外交権と特権を与えているという。

なお、ミャンマーと中国は、1950年6月8日に公式に外交関係を確立している。

ミャンマー政府関係者とのチャンネルを増やす中国
ミャンマーの外交使節団は、旧首都であり、現在は商業都市となったヤンゴンに所在しているため、ミャンマー政府とのコミュニケーションなどにいくつかの課題があるという。

そのため、首都ネピドーに駐在官事務所を開所することは、中国外交コミュニティがミャンマー政府関係者と良好なコミュニケーションをとるためのチャンネルとして機能することになるだろう。

両国間にはいくつかの問題がある一方、2016年の新政府発足直後に王毅(おうき:Wang Yi)外相が事実上のリーダーであるアウンサンスーチー氏を訪問するなど、中国政府はミャンマーとの関係改善を熱望しており、今回の迅速な対応につながったと見られる。

他の外交使節団も首都ネピドーへの移転を促されているというが、中国に比べると日本の動きはスローといわざるをえない。

(画像はmizzimaより)


外部リンク

China opens Interim Liaison Office in Nay Pyi Taw
http://www.mizzima.com/

Chinese embassy's provisional liaison office unveiled in Myanmar capital
http://news.xinhuanet.com/

INTERIM LIAISON OFFICE: EMBASSY OF CHINA TO MOVE TO NAY PYI TAW SOON
http://www.myanmarinternationaltv.com/

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