2017-09-12 16:15
社会
ロヒンギャ武装勢力が一時的な停戦を宣言 人道支援活動の再開まで

1か月間の停戦を宣言 ラカイン州へ支援活動が行き届くまで
ロヒンギャ族の武装勢力が8月25日に、ミャンマー西部ラカイン州で、警察や軍と衝突した事件をきっかけに、ロヒンギャ族の難民が多く発生している。バングラデシュの国境付近をはじめ、様々な人道的支援活動が行われているが、ラカイン州では衝突が激化。支援が行き届いていないことから、9月10日に武装勢力が1か月間の停戦を宣言したと、同日に各メディアが報じている。
停戦は10月9日までの1か月間で、ラカイン州へ支援活動が行き届くまでだとした。
ミャンマー政府、死者は421人に上る アクセスが困難に
ミャンマー政府の発表によれば、8月25日の衝突で、武装勢力が12人を殺害したことを発端にし、今までに警察や軍、武装勢力、一般市民など、死者数は合わせて421人に上るとしている。ミャンマーの人権問題に関する、国連の特別報告者(United Nations Special Rapporteur)のヤンヒ・リー氏は8日、今までに少なくとも1,000人の死者が出ているとの見解を示した。しかし一方で、ラカイン州の情勢が切迫しており、アクセスができないことから、正確な数字を把握することは困難だとしている。
(画像はThe Guardianより)
外部リンク
The Guardian
https://www.theguardian.com/
CNN
http://edition.cnn.com/
France 24
http://www.france24.com/
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