2017-09-10 22:00
社会
トルコのハッカー集団、ミャンマー政府のウェブサイトをハッキング

政府のIT専門家が対処
ミャンマー・ラカイン州の少数民族「ロヒンギャ」に対する迫害に抗議するトルコのハッカー集団が、ミャンマー政府のウェブサイトを少なくとも5つハッキングした。情報技術およびサイバーセキュリティ部門の責任者であるYe Naing Moe氏によると、ハッキングは8月31日に始まり、未だ継続中だという。
一部のウェブサイトはすでに回復しているが、大きな被害はなかった。
攻撃は基本的にウェブサイトの改変で、人々は攻撃されたサイトにアクセスできなくなるという。
一方、単一のサーバーでホストされていた5つのウェブサイトは、ハッキング数時間で政府のIT専門家により回復され、関係省庁に対処法を指示している。
トルコのハッカー集団「PR3DATOR」による攻撃か
ハッキングされたサイトには、「ミャンマーはイスラム教徒の殺害をやめろ」というメッセージが写し出され、自らを「PR3DATOR」と名乗っている。「地下ハッカー集団(UG Hackers)」として知られるミャンマーのグループは、トルコのハッカー集団「PR3DATOR」に対して報復を開始しているという。
9月4日には、ミャンマー中央銀行、文化省、モービン大学のウェブサイトが求人サイトとともに攻撃され、その後、トルコのハッカー犯罪者の名前「Ayyildiz」で、ミャンマーで仕事を求めている約8万人の情報を盗んだとソーシャルメディアで発表した。
ミャンマー地下ハッカー集団は、現段階での情報漏洩は壊滅的な影響はないとしながらも、攻撃がさらに強化されると、データが漏洩する恐れがあると警告している。
(画像はCOCONUTS YANGONより)
外部リンク
Myanmar government websites hacked in protest
https://www.mmtimes.com
Hackers target govt websites in cyber spillover from Arakan crisis
http://www.dvb.no/
HACKED: Myanmar govt website reads ‘Stop killing Muslims’
https://coconuts.co/yangon/
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