2017-09-13 23:00
政治
ミャンマー政府、ラカイン州報道の「嘘」を追求へ

国際メディアや人権団体の一方的な扱いに抗議
9月10日、ミャンマーの野党、連邦団結発展党(USDP)は、ラカイン州における外国メディアの報道と国際人権団体の動向について、会議を行った。USDPのU Than Htay会長は、参加した30の政党代表を前に、
現在、ラカイン州は国際メディアの報道により、これまでにない最悪の状況となっている。(Myanmar Timesより)
と語った。
USDPは国際メディアや国際機関の一方的な扱いに対し、組織に抗議の声明を送ったが、反応は得られていないという。
政府が調査へ「偽の写真による報道が事態を悪化させている」
一方、国家顧問オフィスは、ラカイン州の状況を伝える写真の真偽について調査を始めている。問題となっている写真は、ラカイン州Maungdawで、イスラム系少数民族の家が燃やされている写真だ。フェイスブックには、この火災は付近の住民自らが火を付けたものだとする写真が投稿された。
ラカイン州の報道に、偽の写真が使用されていることは、BBCニュースなどでも報道されている。ラカイン州の惨状を伝えるため、何十年も前の写真や、別の国の写真が使用されている例が指摘されている。
国家顧問のアウンサンスーチー氏は、トルコの大統領との電話会談で偽の写真の存在を訴え、このような報道が状況を悪化させている原因だと伝えている。
(画像はELEVENより)
外部リンク
ELEVEN
http://elevenmyanmar.com/politics/11510
Myanmar Times
https://www.mmtimes.com/
BBC
http://www.bbc.com/news/world-asia-41123878
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