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2017-09-14 00:00

社会

ミャンマーの有名な占い師「ET」死去

スウェスウェウィン
「ET」の愛称で親しまれた占い師
東南アジアの著名な政治家に影響を与えたといわれるミャンマーの占い師スウェスウェウィン(Swe Swe Win)氏が9月10日の朝、ヤンゴンの自宅で死去。58歳だった。

スウェスウェウィン氏は、スティーヴン・スピルバーグ監督のSF映画「ET」の主人公に似ていることから、「ET」の愛称で親しまれていたという。

同氏の甥で俳優のSi Phyo氏は、
「特定の病気での死ではない。彼女は眠っている間に、自然に、そして穏やかに亡くなった」(FRONTIER MYANMAYより)
と述べ、自然死であったことを明らかにしている。

スウェスウェウィン氏は耳が不自由な上、話すこともできなかったため、顧客とは妹を介したり書面で書き記したりして、コミュニケーションをとっていた。また、歩くこともできなかったという。

顧客には影響力のある人物も
スウェスウェウィン氏の顧客には、1992年から2011年までミャンマーを統治した元指導者タン・シュエ(Than Shwe)氏やタイの元首相タクシン・チナワット(Thaksin Shinawatra)氏など、閣僚や裕福なビジネスリーダーが含まれていた。

また、ミャンマーの首都をヤンゴンからネピドーに移転するという決定の背後に、スウェスウェウィン氏の助言があったとうわさされている。

占いや占星術は未だにミャンマーで広く信用されており、「ET」として知られるスウェスウェウィン氏は、同国で最も有名な占い師だったという。

同氏はまた、タイのタオ島で発生した英国人バックパッカー殺害事件で死刑を宣告された2人のミャンマー人に恩赦を与えるようタイ国王に要請するなど、人道支援活動も行っていた。

生前、心不全で早期に死亡すると明言していたが、来世では「とてもかわいくなる」と、心配してなかったという。

(画像はFRONTIER MYANMAYより)


外部リンク

Myanmar Mystic ET Dies in Yangon
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar: Famed Burmese fortune teller ET dies
http://www.bbc.com/

ET, famed astrologer to the elite, dies of natural causes
https://frontiermyanmar.net/

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