2017-08-27 21:00
経済
Grab、今後3年間でミャンマー市場に1億ドル投資を発表

地方自治体と協力しながらサービス地域を拡大
東南アジア最大の自動車配車サービス「Grab(グラブ)」は、今後3年間でミャンマー市場に1億ドル投資し、サービス地域を拡大することを発表。主要競合企業である米国の「Uber(ウーバー)」との市場争いに、先手を打つ形となった。Grabは今年3月にミャンマー最大の商業都市ヤンゴンで配車サービスを開始しているが、1日の予約数は2万5,000件に達しているという。
今後は、地方自治体と協力しながら、ヤンゴンより広い範囲でサービスを展開する計画だ。
Grabの共同設立者でありCEOでもあるアンソニー・タン(Anthony Tan)氏は、
「ミャンマーはすでに、最も急速に成長している市場のひとつであり、我々はミャンマーへのコミットメントを深めることにとても興奮している」(THE NATIONより)
と喜びを述べている。Grabは、地元の才能あふれる人材を集め、最大200名のチームを構築し、ミャンマーの主要都市でサービスを展開するという。
顧客を惹きつける便利な機能
Grabは地域拡大とともに、アプリ内デジタル決済機能「GrabPay」などのサービスも展開する予定である。また、ビジネスによる交通を簡素化し、コスト削減を実現する「Grab for Work」は、すでにミャンマーの地元企業8,000社以上が利用し、従業員の交通費をデジタルで管理しているという。
ヤンゴン地方域のPhyo Min Thein首相は、Grabの拡大計画が交通セクターの改革と合致しているとして、奨励している。
3月のサービス開始以来、Grabは6,000人以上のタクシー運転手と提携し、質の高いサービスを確保するために集中的な訓練を実施。5月以降、タクシー運転手の収入は240%増だという。
(画像はTHE NATIONより)
外部リンク
Grab to inject $100m in Myanmar expansion
http://www.nationmultimedia.com/
Grab to invest $100 million in Myanmar over three years
https://asia.nikkei.com/
Grab: Uber's Asian rival spends $100m to expand in Myanmar and capture smartphone use surge
http://www.independent.co.uk/
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