2017-08-25 19:00
経済
ミャンマーの鯉「ローフー」が生産不良

輸出市場に適したサイズに達せず 稚魚で取り引き
ミャンマーで生産されている鯉の一種「ローフー」の生産量が減少している。Myawadyデイリーの報道によれば、7月、生産量不足のため、業者は稚魚を市場に卸すことを決めた。ローフーはインド、バングラデシュ、ネパール、パキスタンなど東南アジアに多く生息している。その中でもミャンマーのローフー生産量は多く、輸出量は世界で最も多い。
しかし、このシーズン、輸出に適したローフーは捕獲できていないという。ミャンマー漁業連盟のU Win Kyang氏は、
私たちは輸出市場に出せるサイズのローフーを手に入れていない。大きなサイズの魚に対しては、仲介業者に高い価格を支払わなければならない。(ミャンマー情報省プレスリリースより)
と語っている。
大幅な価格上昇に輸出をあきらめる業者も
ローフーは大型の魚で、成魚は体調2m、体重45kgにもなる場合がある。東アジアではポピュラーな魚で、主に揚げて食べることが多い。輸出市場では、捕獲前の重量4kg以上が求められているが、現在の捕獲できる稚魚の重量はそれに満たない。
Baho Sanpya魚市場のブローカー、U Hla Tun氏によれば、ローフーの価格は、現在、1.6kg当たり6000チャット。大幅に価格が上昇したため、輸出をあきらめる地元漁業者もいるという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/22/08/2017/id-11322
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