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2017-08-14 06:15

経済

ミャンマーのゴム製造業に注目

ゴム
世界のゴム輸出の1.6% 大部分は国境貿易で中国へ
ゴムの輸出を行っている国は世界に90か国以上ある。内訳はアジアが80%、アフリカが8.5%となっているが、ミャンマーのゴム輸出はそのうちの1.6%に相当するという。

ミャンマーのゴムの輸出国は6か国。大部分は中国へ向かう。その他はマレーシア、日本などへ輸出される。

ミャンマー商務省によれば、今年4月1日から7月28日の間、ミャンマーのゴム輸出は海上輸送が1万トン、陸路による国境貿易が3万トンだった。そのうち75%は中国との国境にあるムセと、Chinshwehawのキャンプで輸出された。

国内生産量の半数を占めるモン州 高級ゴム生産に強化
ミャンマーのゴム生産のほぼ半数をまかなっているのがモン州だ。モン州のゴム産業は中国市場への輸出に依存している。地元で質の高い製品を製造することができないのがその理由だという。

州の年間のゴム生産量は10万トン、輸出額は3000万ドル。これは3900億チャットに相当する。

州の年間予算は680億チャット。少ない予算の中学校や病院の建設、道路整備などが実現できるのは、ゴム産業によるものといえるだろう。

現在モン州では、高級ゴム製品を製造できる工場建設の計画を進めている。各町に工場を建設し、高級ゴムの生産量を増やすことが目的だ。既に投資家との交渉も進んでいるという。

また、生産者を対象に、砂や石、ホコリなどを除去するなど、質の高いゴムを生産する方法をレクチャーする機会も設けている。

(画像はELEVENより)


外部リンク

ELEVEN
http://www.elevenmyanmar.com/business/10964

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