2017-07-28 12:00
社会
ヤンゴンのインセイン郡区に新医薬錠剤製造工場オープン

関係閣僚らがセレモニーに参加
ミャンマー情報省によると、ヤンゴンのインセイン郡区(Insein Township)にある製薬施設の新ミャンマー製薬産業(Myanma Pharmaceutical Industry:MPI)プロジェクトの敷地で7月22日、医薬錠剤を製造する工場のオープニングセレモニーが行われた。セレモニーは、キン・マング・チョ(Khin Maung Cho)産業大臣、ミィン・トゥエ(Myint Htwe)保健・スポーツ省大臣、ヤンゴン地方域のNilar Kyaw電気・産業・道路・通信大臣、MPIのKo Ko Lwin業務執行取締役らによるテープカットで開始。
キン・マング・チョ産業大臣とミィン・トゥエ保健・スポーツ省大臣がボタンを押すと記念碑が現れ、香りのついた水がその上に注がれたという。
その後、会議室で工場のマネージャーが新しい医薬品の製造プロセスについて説明。また、MPIのKo Ko Lwin業務執行取締役も、現在の製造状況と将来的に医薬品の製造を増やす計画について説明した。
ミャンマーの医療界を支えるMPI製の医薬品
MPI製の医薬品は高品質で、保健省は製造された医薬品のほとんどを購入する。さらに、海外からの輸入品は時間的・価格的問題もあるが、MPI製の医薬品は価格も安く、非常に便利だということだ。インセイン製薬工場のAung Zaw工場長は、
「新しい錠剤製造工場は年に5億錠の錠剤やカプセルを製造することができ、ミャンマーの医療分野で必要な医薬品の生産を増やすことを目的としている」(プレスリリースより)
と述べている。インセイン製薬工場は1958年以来、様々な錠剤や注射剤などを製造しており、現在は180種類以上の医薬品を製造している。
また、新MPIプロジェクトは2015年より実施され、2016年5月20日には新しい抗毒素製品センターと新薬の貯蔵施設を開設。2017年2月18日には、セファロスポリン注射液の建物と小容量の非経口投与製剤の製造工場も開設している。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
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