2017-08-03 01:00
社会
豚インフルと闘うミャンマー、感染者30名 死者6名に
連邦議会で対策を議論
ミャンマー情報省によると、豚インフルエンザとして知られる新型インフルエンザA型H1N1の感染者は30名に達し、その内の6名が死亡したという。同国の国会議員は連邦議会でA型H1N1インフルエンザ流行について議論し、政府に対して大々的な措置を講じるよう促した。
Kyaung Kone選挙区のThein Htun議員は7月27日、致命的なリスクを減らすために、H1N1インフルエンザの意識を高めるよう連邦議会に対して提起。
同氏によると、呼吸器系に影響を及ぼす病気のために治療を受けた人は、7月19日から27日で50人に上り、30人がA型H1N1インフルエンザであることが確認されているという。
A型H1N1は一般的なインフルエンザと症状が似ているため、多くの人が一般的なインフルエンザだと推測し、感染が広がっているとの懸念がある。
一方、A型H1N1インフルエンザに関する知識を共有するためのセミナーが、学校、病院、事務所、工場、バス停、鉄道駅、港湾、空港で開催される予定だ。
近隣インドでもA型H1N1インフルが流行
ミャンマー保健省ではA型H1N1はインフルエンザの予防と管理を実施しているが、27日午後2時から28日2時にかけて、同インフルエンザに感染した疑いがある患者が12名発見されたという。一方、Matupi人民病院で治療を受けていた10名の感染者はすでに回復し、退院している。
懸念事項の1つは、近隣のインドでもA型H1N1インフルエンザが流行しており、7月17日までに12,460例、600名の死亡が報告されていることだ。
保健省は今後、世界保健機関(WHO)とインドから提供される医薬品等を使用していくという。
なお、連邦議会では、引き続き同インフルエンザに関して議論される予定である。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
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