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2017-07-04 06:00

経済

日本の援助でミャンマー3大都市に収入を生み出す郵便ポストを設置

広告つき郵便ポスト
郵便制度向上の一環
ミャンマー国営郵便・電気通信事業体(Myanmar Posts and Telecommunications:MPT)は6月末、広告スペースが併設された250の郵便ポストを3大都市であるネピドー、ヤンゴン、マンダレーに設置することを明らかにした。

広告スペースつき郵便ポストとは、郵便ポストの上に広告用の看板を設置したもので、広告掲載料を徴収して運用にあてるというもの。

1つの郵便ポスト設置で5,000ドル以上の費用がかかるが、広告収入により5年でその費用は回収できるという。

現在のところ3大都市250の郵便ポストへの設置となっているが、将来的にはミャンマー全土に散在する1,381の郵便ポストへの設置が期待されている。

MPTの業務執行取締役であるKham Aung氏によると、広告スペースつき郵便ポスト設置プロジェクトは、2013年に決定されたミャンマーの郵便制度向上の一環で、日本から技術協力を受けているという。

ミャンマーの広告業界に新風
広告スペースつきの郵便ポスト設置は、愛知県津島市を本拠地とする長田広告株式会社(以下「長田広告」)の提案である。

長田広告のミャンマー現地法人ナガタ・ミャンマー(NAGATA Myanmar Co.,Ltd)の責任者である白石氏は、
「企業の社会的責任を通じた広告の考え方は、コミュニティとビジネスオーナー双方に利益をもたらし、従来の看板やテレビCMに依存するミャンマーの広告業界に新たなビジネストレンドを生み出すだろう」(Japan Timesより)
と述べ、広告業界へ新風を吹き込んだとの考えを示した。

長田広告は2014年にミャンマー現地法人を設立しており、広告つきインフラ整備事業を手がけている。

郵便ポストは日本と同じ赤いポストが採用され、モンスーンによる豪雨でも郵便物が濡れない設計になっているという。

長田広告によると、設置された郵便ポストの80%が広告でうまり、顧客の90%が地元企業だという。

(画像はMYANMAR TIMESより)


外部リンク

With Japan’s help, Myanmar sets up money-earning postboxes in three cities
http://www.mmtimes.com/

Japan helps Myanmar set up 250 revenue-generating postboxes
http://www.japantimes.co.jp/

長田広告株式会社
https://ad-nagata.com/

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