• TOP
  • >
  • 経済
  • >
  • ミャンマーとインド国境で、ヤシ科植物「ビンロウ」の輸出が減少
2017-07-03 20:00

経済

ミャンマーとインド国境で、ヤシ科植物「ビンロウ」の輸出が減少

ビンロウ
雨期で輸送が困難に 5月最終週から減少
ミャンマーとインドの国境地域にあるタム国境キャンプにおける、ナッツの輸出量が減少している。

この地域では、ヤシ科の植物であるビンロウと呼ばれるナッツが、ミャンマーからインドへ輸出されている。Taninthayi、エーヤワディー、モン州に15万エーカーほどの畑があり、大量のビンロウを生産している。先月の輸出量は約4000トン、6月第3週までには約3000トンが輸出された。

ミャンマー情報省の報告によれば、輸出量は5月最終週頃から減少しているとのこと。輸出量の減少は、雨が原因とみられている。雨期に入り輸送が難しく、国境を通る物資は著しく減少している。タムの商業協会では、在庫は売るしかないとしているが、厳しい状況が続いている。

アジア諸国で噛みタバコとして利用 
ビンロウは主に噛みタバコとして利用される。ビンロウをキンマという葉に包み、一緒に噛む。タバコに似た作用があり、依存性の高さも認められている。ミャンマーの他にも台湾をはじめ、アジアの広い地域で嗜好品として使われている。

ビンロウの一般的な価格は1viss(約3.6ポンド)当たり6000チャット。取り引きを行うには、許可証と免税証明、ビジネスライセンスが必要だ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/27/06/2017/id-10963

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook