2017-03-31 18:00
経済
国際協力銀行、両備HDのミャンマーでの物流倉庫運営事業に融資

市場シェアを獲得するため
株式会社国際協力銀行(Japan Bank for International Cooperation 以下「JBIC」)は3月27日、日本企業の海外展開支援を推進することを目的とした「海外展開支援融資ファシリティ」の一環として、両備ホールディングス株式会社(以下「両備HD」)との間で貸付契約を締結。融資金額の限度総額は1,400万米ドルで、株式会社三井住友銀行との協調融資だという。両備HDは物流・旅客事業を軸に幅広く事業を展開する中堅企業で、日系スーパーマーケット等の出店が進むミャンマーで、昨年5月に現地法人Ryobi Myanmar Distribution Service Company Limited (以下「RMDS」)を設立。
同国での日本食を含む生鮮食料品等の流通・拡販に不可欠な高品質なコールドチェーンを展開している。RMDSは多温度帯(冷蔵・冷凍・定温・常温)倉庫の運営で市場シェアの獲得を狙っており、今回の融資もRMDSの温度管理を行う物流倉庫の運営に必要な資金だという。
日本と国際経済社会の発展を目指すJBIC
JBICは日本政府100%出資の特殊銀行で、日本と国際経済社会の発展を目的としてしている。また、外国政府あるいは国際社会との協力関係構築のための外交ツールとしても重要な役割を担っている。今回のJBICの融資は、両備HDの海外事業支援を通して日本の国際競争力を維持・向上させるもので、ミャンマーでの日本食や日本文化の浸透が期待される。
JBICは今後も日本で唯一の国際金融に特化した政策金融機関として、ミャンマーの経済成長における日本企業の海外事業展開を金融面から支援していくことだろう。
(画像は株式会社国際協力銀行より)
外部リンク
株式会社国際協力銀行
http://www.jbic.go.jp
株式会社国際協力銀行のプレスリリース
http://www.jbic.go.jp/ja/information/
両備ホールディングス株式会社
http://www.ryobi-holdings.jp/
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