2017-03-27 21:00
社会
日本政府、草の根無償でヤンゴンに消防車4台寄贈

4台の消防車を寄贈
在ミャンマー日本国大使館の樋口建史大使は3月23日、ヤンゴン地域消防局のKyi Win局長と「ミャンマー消防部門の強化プロジェクト」の一環として、ヤンゴン地域と助成契約を締結した。翌24日、同国情報省が明らかにした。ミャンマー情報省によると、日本政府が推進する「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の支援により、日本・ミャンマー政治経済開発協会(Japan-Myanmar Political and Economic Development Association)が総額1万8,369米ドルをかけて4台の消防車を寄贈するという。
ヤンゴン地域では急激な人口増加にともない火災が増えており、被害はヤンゴンで暮らす人々の暮らしだけでなく、土地や財産にも大きな被害をもたらし、ミャンマーの発展を妨げかねないというのが現状だ。
このような問題を解決するため、ミャンマー内務省消防本部へ4台の消防車を寄贈することになったという。
822の草の根プロジェクトを支援
ミャンマー内務省消防本部の救命活動は、同プロジェクトの実施でより効果的になることが見込まれる。さらに、寄贈される消防車を活用することで、迅速な対応が可能となる。そのため、同プロジェクトは人々の安全な生活環境を確保するだけでなく、ミャンマーの都市開発において大きな助けになることが期待されているという。
日本政府は1993年以来、ミャンマーで822の草の根プロジェクトを支援。その内訳は、教育プロジェクトが400、保健医療プロジェクトが199、福祉と環境プロジェクトが138、インフラプロジェクトが50、その他のプロジェクトが35となっている。
これらの支援により、日本とミャンマーとの既存の友好関係がさらに強化されることが期待される。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/
在ミャンマー日本国大使館
http://www.mm.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/
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