2017-03-23 16:00
社会
地元の慈善団体、ミャンマーのラカイン州遠隔地で無料医療サービス開始

治療のギャップを減らすため
ミャンマー情報省によると、同国ラカイン州チャウピュー(Kyaukpyu)郡区の遠隔地で、地元の慈善団体である「Ba Nu Aungヘルスケア財団」により、治療のギャップを減らす目的で無料の医療サービスが提供されるという。同財団はPadetaung、Kulaba、Pyaingsekay、Kyattain、Saingchoneなどを含む30以上の村で診療所を開設する計画で、健康に関する知識が不足している貧しい田舎の人々に一般的な医療を提供する予定である。
同財団は今年3月19日に、退職した看護師および助産師を含むシニアの保健スタッフとともに設立され、スタッフは各当局からの承認を待っている状態だという。
創設者であるBa Nu Aung氏は、
「Ba Nu Aungヘルスケア財団が設立された主な理由は、地元の人々のニーズを満たすためだ」(プレスリリースより)
と説明している。ミャンマー遠隔地の現状
ミャンマーの遠隔地には保健スタッフや医療施設がない村が多く、一部の農民は医療へのアクセスが困難なため、病気の早期段階で苦しんで死亡することがあるという。また、現代医療にアクセスできない農民らは、主にハーブや植物を使った伝統的な治療を受けており、交通手段と費用がともに質の高い医療を受ける障害となっている。
Ba Nu Aungヘルスケア財団は、2018年までに50以上の村で診療所を開設することを目指すという。
(画像はpixabayより)
外部リンク
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/
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