ミャンマーニュース

ミャンマー情報省によると、同国南部にあるダウェイ経済特区の開発が再スタートしたという。同経済特区はミャンマーとタイの国境に沿って数千人もの雇用を生み出すことが期待され、完成すれば東南アジア最大の工業地帯になるといわれている。

ダウェイ経済特区委員会はここ数ヶ月、2015年に政府と契約を結んだ民間のコンソーシアムを構成する企業の1つ「イタリア・ タイ・ディベロップメント（Italian-Thai Development：ITD）Plc」とより交流を深めていたという。

また、3月2日にはダウェイ経済特区の開発をスピードアップさせるため、上層部による委員会と特別委員会を設置している。

上層部による委員会はヘンリーバンティオ副大統領を筆頭に、運輸省、環境資源省、電力省、エネルギー省、労働人口省などの大臣らで構成され、特別委員会は商業省大臣を筆頭に、関係省庁の副大臣らで構成されているという。

ダウェイ経済特区のプロジェクト開始は2008年。ミャンマーとタイ両国の政府が二国間協力により推進する覚書を締結し、タイの民間企業主導で開発が進められていた。

しかし、2013年に資金調達の失敗によりタイ企業が撤退。その後は数年にわたり開発が中断していた。

しかし、2014年10月、両国間で同経済特区のプロジェクト再開を確認。その後は新たな投資元として日本が浮上し、2015年7月、日本を含む3カ国による意図表明覚書が締結されている。

同プロジェクトはダウェイとタイ・バンコク、さらにメコン川流域の地域を結びつける高速道路の建設も含まれ、完成すればタイはもちろん、カンボジアやベトナムなどへの陸送がスムーズとなり、これまでマラッカ海峡を経由した船舶での輸送に比べ、大幅に時間が短縮されるという。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

ミャンマー情報省
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ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/