2017-12-16 05:45
社会
ユニセフがバングラデシュを支援 子どもおよそ25万5,000人に予防接種を開始

病気の感染拡大を防ぐ ジフテリアなどの予防接種を開始
世界中の子どもの権利と健康を守るために活動する公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、バングラデシュ政府を支援し、ミャンマーからの難民の子どもおよそ25万5,000人に、予防接種を開始したと14日のプレスリリースで発表した。ユニセフの他にも、世界保健機関(WHO)及びGAVIアライアンスが、バングラデシュ政府を支援する形での、ジフテリアなどの病気の感染拡大を防ぐ予防接種キャンペーンが開始された。ミャンマーとの国境に近い仮設居住地域と、難民キャンプ12か所における生後6週間から6歳までの子どもが対象となっており、およそ25万5,000人に実施される見込み。
721件の症例、9人が死亡 現地で活動する人々にも実施
国境なき医師団(MSF)といった医療団体や組織の最新の調査から、これから予防接種が開始される難民キャンプなどにおいて、11月12日から12月11日の間に、ジフテリアが疑われる症例が721件確認され、そのうち9人が死亡していることが分かった。このことから、効果的な予防策となる予防接種の実施が急がれている。また、18日以降、ロヒンギャ仮設居住地区では保健・開発分野で活動する人々に対しても、ジフテリア・破傷風二種混合ワクチン(DT)の3段階の予防接種が提供される。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF/UN0149107/Brown
外部リンク
公益財団法人日本ユニセフ協会 プレスリリース
https://www.unicef.or.jp/
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