2017-11-07 20:15
社会
2017年5月比で2倍に 難民の子ども7.5%が生死にかかわる栄養不良に

ラカイン州から逃れ重度の急性栄養不良に 難民キャンプで調査
世界中の子どもの権利と健康を守るために活動する公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、バングラデシュ・コックスバザールのクトゥパロン(Kutupalong)難民キャンプで実施された栄養調査の結果を発表。ミャンマー・ラカイン州から逃れてきた難民の子ども7.5%が、生死にかかわる重度の急性栄養不良に陥っており、栄養不良率が2017年5月比で2倍に増加していることが分かったと、6日のプレスリリースで明らかにした。
ユニセフ・バングラデシュ事務所のエドゥアルド・ベイグベデル代表は、重度の栄養不良に陥っている子どもたちに対し、十分な予防や治療が必要であるとしている。
栄養調査を更に2回予定 15カ所の治療センターも展開
クトゥパロン(Kutupalong)難民キャンプにおける栄養調査は、10月22日から28日にかけて難民405世帯を対象に実施され、11月には更に2回別の場所で行われる予定。ユニセフは、これらの調査から得た情報が、緊急支援の指針となると考えている。ユニセフはパートナー団体とともに15カ所の治療センターを展開しており、今後6か所に追加で開設していく。既存の治療センターでは、2,000人以上の急性栄養不良の子どもたちを治療しており、予防接種と栄養検査キャンペーンの実施も予定している。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF_UN0141020_LeMoyne
外部リンク
公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/
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